浴槽・浴室・お風呂リフォームの種類・費用相場・注意点について
浴槽・浴室のリフォームにあたって「初期費用はどれくらい?」「工事にかかる日数は?」と気になっている方も多いと思います。また、浴室乾燥機や追い焚き機能など便利なオプションがたくさんありますが「結局どれが必要?」とお悩みの方もいるでしょう。そこで今回は基本的な浴室の種類やリフォームの費用・工期、おすすめのオプションなどについてたっぷり解説します。
浴室の種類は3つ
浴室の種類は大きく分けて「在来浴室」「ユニットバス」「ハーフユニットバス」の3種類に分かれます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
在来浴室
在来浴室とは「在来工法」という方法でつくられた浴室のことです。在来工法とはモルタルやタイルなどを使ってスペースに合った浴室を一から作る方法。
デザインや広さの自由度が高いメリットがある反面、ユニットバスに比べると気密性や断熱性が劣り、冬場は寒くなりやすいデメリットもあります。
また、大掛かりな工事となるため工期も長くなりますし、費用もユニットバスより高額になります。
ユニットバス
ユニットバスは、あらかじめ工場で作られたパーツを組み立ててつくる浴室です。在来浴室に比べて工期が短く費用も安価なことから、新築住宅でも主流となっている浴室です。
ユニットバスは床や壁のつなぎ目に隙間ができない分、水漏れなどが起きにくいメリットがあります。
また断熱性にも優れており、冬場も浴室内の温度が比較的下がりにくい特徴も。寒い浴室で起きやすいヒートショックが心配な方にもユニットバスはおすすめです。
ユニットバスのデメリットは、基本的に窓が付けられない点です。換気扇は付いていますが、やはり窓のある在来浴室と比べると通気性では劣ります。
水分が残りやすくカビも生えやすいため、こまめに水気を拭き取ったり掃除をしたりといったメンテナンスが必要となります。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、文字通り半分がユニットバスになっているタイプの浴室です。
浴室から下部分がユニットバスとなっているタイプの浴室が多く、天井や壁などは自分好みのデザインにすることができます。在来浴室とユニットバスそれぞれの良いところをとった浴室といえるでしょう。
費用はユニットバスよりは高いものの、在来浴室よりは施工費用を抑えることができます。費用も抑えつつデザインにもこだわりたいという方にはおすすめの浴室です。
デメリットとしては、ユニットバス部分と天井や壁との境目に隙間ができるため、ユニットバスと比べると防水性に劣る点が挙げられます。しかし、施工時には隙間を埋めるためのコーキングが行われるため、それほど心配する必要はありません。
水漏れの予防対策として、できるだけ浴室内に水が残らないよう日頃から気をつけることが大切です。
浴槽(バスタブ)だけの交換は可能?
浴室がそれほど老朽化していない場合や、リフォーム費用を安く抑えたい場合に「浴槽のみ交換したい」という方もいるかもしれません。
浴槽のみの交換は可能ではありますが、浴槽の種類によっては撤去時に周りの床や壁も壊さなければならない場合があります。
まず、浴槽は設置方法によって以下の3種類に分けられます。
埋め込み式・・・浴室の床と同じ高さまで浴槽を埋め込む方法
半埋め込み式・・・浴室の床に浴槽の3分の1を埋め込む方法
据え置き式・・・浴室の床の上に浴槽を置くだけの方法
日本の住宅では、半埋め込み式の浴槽が主流となっています。
据え置き式の浴槽は置いてあるだけなので簡単に交換できますが、埋め込み式や半埋め込み式の場合は一度壁や床を壊して浴槽を撤去しなければなりません。
浴槽の交換費用に加えて床や壁の補修費用もかかってくるため、費用対効果を考えると浴室をまるごとリフォームする方が良いと感じる方もいるはずです。
まずはリフォーム業者に予算や仕上がりの希望をしっかり伝え、ベストな施工内容を提案してもらいましょう。
あると便利なオプションは?
近年の浴室はは標準仕様でも機能性に優れていますが、さらに浴室をグレードアップできるオプション機能もたくさん登場しています。
「どの機能を付ければいいの?」「そもそもオプションは必要?」と迷っている方に向けて、あると便利なオプション機能を厳選してご紹介します。
暖房付き浴室乾燥機
浴室乾燥機はユニットバスにしか付けられないイメージがある方もいるかもしれませんが、換気扇や通気口があれば在来浴室でも取り付けられます。
暖房付きの浴室乾燥機なら、冬も暖かい浴室に入ることができます。浴室暖房を利用すると急激な温度変化で心臓や血管に異常が起きるヒートショックも防ぐことができます。
特にヒートショックが起きやすいのが、年齢が65歳以上の方といわれています。高齢の方がいるご家庭は浴室暖房を検討してみてはいかがでしょうか。
浴室乾燥機は洗濯物を浴室で乾かすことができるため、部屋干しすることが多い方には重宝するはずです。ただし少量の洗濯物を干すには便利なものの、洗濯物の量が多い場合は乾きづらいデメリットも。
また浴室乾燥を使用すると1時間あたり約32円の光熱費がかかるので、頻繁には使用しにくいと感じる方もいるかもしれません。メリットやデメリットをよく考えた上で導入しましょう。
追い焚き機能
追い焚き機能は、時間が経ってぬるくなってしまったお風呂のお湯を再度温められる機能です。
単身の世帯ではあまり必要ない機能ですが、家族でお風呂に入る時間がバラバラという場合には便利な機能です。熱いお湯を足して温め直す必要がなくなるため、水道代の節約にもなるでしょう。
追い焚き機能をつける際の注意点は、定期的に配管の掃除が必要となることです。お風呂のお湯を配管で吸い込んで温めなおす仕組みになっているため、どうしても汚れや水垢が配管に溜まってしまうのです。
配管の掃除は業者に依頼することもできますが、配管専用の洗浄剤を活用すると自分でも簡単に掃除することができます。リフォームの際に配管掃除の仕方などを詳しく聞いておくと安心です。
手すり
浴室の手すりは、高齢になったときに必要となるイメージがあると思いますが、意外と「あると便利だった」という方の多いオプションです。
洗い場正面の壁に手すりをつけると、椅子から立ち上がるときに足腰への負担を少なくすることができます。高齢の方はもちろん、妊婦さんや小さなお子様を抱っこして立ち上がる方にもおすすめです。
また浴槽近くの壁にL字型の手すりをつけるのもおすすめです。足腰に痛みがあるときも手すりを握りながらゆっくり立ち座りができます。
手すりは後付けすることも可能ですが、いずれ必要となることを考えると、今から付けておいても損はないでしょう。
浴室リフォームの費用相場
1坪程度の平均的な浴室のリフォームにかかる費用相場は以下の通りです。
浴室の種類 | 費用相場 |
在来浴室 | 80〜200万円 |
ユニットバス | 50〜120万円 |
ハーフユニットバス | 60〜200万円 |
現在の浴室の種類によってもリフォーム費用は変わってきます。在来浴室はユニットバスに比べて解体に手間がかかるため、解体費用を含めると高額になります。
ユニットバスからユニットバスへのリフォームであれば、解体費用も施工費用も最小限に抑えることができるでしょう。
納得できる費用でリフォームするためにも、複数の業者に見積もりを依頼しよく比較検討することをおすすめします。
浴槽・浴室リフォームの平均的な工事期間は?
浴室リフォーム中はお風呂が使えなくなるため、工事中の生活をよくシミュレーションしておくことが大切です。
まずは、浴室リフォームの平均的な工事期間を確認しておきましょう。
浴室の種類 | 工事期間 |
在来浴室 | 2週間〜2ヶ月 |
ユニットバス | 4〜8日 |
ハーフユニットバス | 3〜4日 |
施工に手間がかかる在来浴室は、長ければ工事に2ヶ月ほど要する場合もあります。
3日程度の工事であれば入浴を控える方法もありますが、1週間以上かかる場合は銭湯などを利用することになります。
近くに銭湯などがない方は、親戚や知人などにお風呂を借りられるか確認してみましょう。借りられる場所がない場合は、シャワールームのあるスポーツジムなどを利用するのもひとつの手です。
浴槽・浴室リフォームのおすすめ時期
浴室のリフォームを検討する時期の目安は、築15〜20年のタイミングです。コーキングのひび割れやカビ・サビなど浴室の経年劣化が起きやすいのがこの時期だからです。
こまめな掃除やメンテナンスが十分でない場合は、さらに老朽化スピードが早まる場合もあります。こびりついてしまったカビが、アレルギーや水虫などの健康被害をもたらすリスクもゼロではありません。
また、ひび割れなどを放っておくと、破損部分から水が侵入し壁内部の腐食が進行してしまうことも。このような状態を放置すると補修に高額な費用がかかってしまう場合があるので、適切なタイミングでリフォームを行いましょう。
浴槽・浴室リフォームのポイント
浴室のリフォーム後に、使い勝手の悪さや掃除のしにくさを感じて後悔する方は少なくありません。リフォーム費用は決して安い金額ではないため、できれば失敗はしたくないですよね。
そこで、満足いくリフォームを行うために知っておきたい2つのポイントを解説します。
汚れの落ちやすい素材を選ぶ
リラックスできるお風呂にするために最も重要といってもよいのが衛生面です。湿気がこもりがちな浴室はカビや汚れが発生しやすい場所。
全く汚さないということはほぼ不可能なので、清潔な浴室を保つためには、床や浴槽、壁などの素材を汚れの落ちやすいものにするのがおすすめです。
掃除しやすい素材として人気が高いのが「樹脂パネル」です。光沢がありつるつるとした素材で、水垢なども簡単に落とすことができます。
樹脂パネルはユニットバスによく使用される素材ですが、在来浴室にも使用できます。
また、タイルは目地にカビや汚れがたまりやすいイメージがあるかもしれませんが、近年は、防カビ加工されたものや、汚れがつきにくいコーティングを施したものも登場しています。
快適に浴室を使い続けるためにも、カビや汚れがつきにくい素材、または落としやすい素材を重視しましょう。
アフターフォローが充実した業者を選ぶ
浴室をはじめとする水回りのリフォームは、リフォーム完了後に水漏れや故障などのトラブルが発生するケースが多いといわれています。
アフターフォローが充実していない業者に依頼した場合、リフォーム後すぐの不具合でも修理費用がかかってしまうことがあります。定期点検や無料修理が可能な保証期間などを設けている業者を選びましょう。
できれば、施工からアフターフォローまで自社で一貫して行っているリフォーム業者が理想的です。連絡から対応までがスムーズですし、依頼内容が伝わっていないといったトラブルも防げるからです。
浴槽・浴室リフォームは太陽リビングにおまかせください!
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