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屋根リフォームの種類・費用相場|屋根材の選び方や注意点も解説

屋根のリフォームにあたって「費用相場が分からない」「屋根材はどう選べば良い?」とお悩みではありませんか?まずはどんな屋根工事が必要か知りたいという方も多いと思います。この記事では、屋根リフォームの種類や費用相場、屋根材の種類や特徴などについて詳しく解説します。基本的な知識を頭に入れ、後悔のないリフォームを実現しましょう。

屋根の役割とは


屋根は雨や風、強い日差しなどの自然気候から建物全体を守る役割を担っています。
屋根があるからこそ、地震や台風などの災害時も安心して暮らすことができるのです。

ただし、必要な屋根のメンテナンスを行わないまま年数が経過してしまうと、劣化が進み災害時に家が大きな被害を受けてしまう危険も。いつ起こるかわからない災害に備えるためにも、定期的なリフォームで屋根の耐久性を保っておきたいですね。

まずは、基本的な屋根リフォームの種類から見ていきましょう。

屋根リフォームの種類


屋根リフォームで行われる工事には主に3つの種類があり、屋根の劣化状態や屋根材の種類によって必要な工事が異なります。

それぞれの工事の目的や注意点について解説していきます。

塗装工事

塗装工事は外観をきれいにする目的で行われるイメージがあるかもしれませんが、自然気候などから住宅を守る上でも非常に重要なリフォームです。屋根の塗料が剥がれると遮熱性や防水機能が下がり、雨漏りが起きたり夏の室内温度が上昇したりといった問題につながるからです。

屋根の塗料にはアクリルやウレタン、シリコンなどいくつかの種類があり、塗料によって機能が異なります。湿気の多い地域であれば防水性の高い塗料、寒い地域であれば断熱性の高い塗料というように、住む場所の気候に合わせて選ぶと良いでしょう。

重ね葺き工事(カバー工法)

重ね葺き(かさねぶき)工事とは既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる方法です。

既存の屋根を撤去せず施工できるので、屋根を新しいものに交換する葺き替え工事に比べてコストを抑えられます。また、屋根材を重ねることにより遮熱性や防音性を上げられるメリットもあります。

一方で、新しい屋根材分の重量が加わることで耐震性が下がってしまうデメリットもあります。屋根は重くなるほど地震による揺れの影響を受けやすくなるからです。そのため、重ね葺きに使用される屋根材はガルバリウム鋼板など軽量の素材が一般的です。

また、重ね葺き工事は屋根の形状によっては施工が難しい場合もあります。例えば、既存の屋根が瓦屋根の場合は基本的に重ね葺き工事はできないのでご注意ください。

葺き替え工事

葺き替え(ふきかえ)工事は、古い屋根を撤去して新しい屋根材に張り替える方法です。既存の屋根を外すことで古くなった下地も補修できるため、新築同様に屋根の耐久性を上げられるメリットがあります。

また、瓦など重い屋根材からスレートやガルバリウム鋼板など軽量の屋根材に変えることで住宅の耐震性をアップすることもできます。

屋根の割れや雨漏りなどの激しい劣化や、それによる耐震性の低下が心配な方は、葺き替え工事を検討してみてはいかがでしょうか。

屋根材の種類


屋根材には様々な種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
今回は屋根材の中でも特に人気が高いものを4種類ご紹介します。重ね張りや葺き替え工事などを検討している方は、屋根材選びの参考にしてみてください。

粘土瓦

粘土瓦はその名の通り粘土を焼いて作られた瓦です。1000度以上の高温で焼かれているため割れにくく、耐用年数は約50〜100年と言われています。

他の屋根材に比べて初期費用は高くなりますが、定期的なリフォームや修理などがあまり必要ないため維持費は安く抑えられます。

また粘土瓦は断熱性にもすぐれているので、夏は涼しく冬は温かい快適な室内を保てます。ただし重量が大きいため屋根材の中では耐震性が劣るデメリットもあります。

スレート

スレートは日本の住宅の中で最も多く普及している屋根材です。スレートには天然石で作られた「天然スレート」という屋根材もありますが、日本で主流となっているのはセメントや繊維を混ぜて作られる「化粧スレート」です。

スレートのメリットは、構造がシンプルで施工に必要な部材が少なく安価で仕上げられる点です。色のバリエーションが豊富なので外観にこだわりのある方にもおすすめです。

軽量で耐震性にも優れていますが耐用年数は20〜25年と短く、耐久性を保つためには10年に1度の塗り替えが必要となります。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は鉄でできた鋼板にアルミニウムや亜鉛、シリコンなどのメッキを施した屋根材です。耐震性・耐久性・デザイン性・価格など優れた点が多く、最もバランスの取れた屋根材といえます。

耐用年数は20年〜30年ほどで、防水性が高く錆びにくい特徴があります。
水や中性洗剤を使って簡単に汚れを落とせるので、メンテナンスも気軽にできます。

薄く軽い素材で遮熱性や防音性はそれほど高くないため、遮熱性や遮音性の高い塗料で屋根の機能を強化することをおすすめします。

アスファルトシングル

アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを塗り石粒を吹き付けて作られる屋根材です。主にアメリカやカナダなど海外で主流となっており、近年は日本でも人気が高まってきています。

アスファルトシングルの魅力は、軽量で割れにくく耐震性に優れている点です。表面のデザインにも様々な種類があり、モダンで高級感のある外観を叶えられます。

本来は耐用年数が約10〜20年の屋根材ですが、現在は技術の発展により、20〜30年ほど耐用できると言われています。ただし台風などによって表面の石が剥離しやすいので、10〜15年を目安にメンテナンスが必要となります。

屋根リフォームの費用相場


一般的な戸建住宅で屋根リフォームをする場合、費用相場は以下のようになります。

費用相場
塗装工事 50〜60万円
重ね葺き工事 60〜200万円
葺き替え工事 80〜250万円

屋根リフォームの費用は使用する屋根材によっても異なり、瓦など価格の高い屋根材を使用する場合はその分費用も高くなります。また、屋根の面積や形状によっても費用は異なります。

訪問による無料見積りを行っているリフォーム業者も多いので、複数の業者を比較検討し納得できる金額でリフォームを依頼しましょう。

屋根リフォームの平均的な工事期間は?


屋根リフォームの工事期間は屋根の大きさや形、劣化状態などによって異なります。屋根工事には多くの工程があり、トータルで1週間前後かかる場合が多いです。

例えば葺き替え工事の場合は以下のような工程となります。

①足場組み立て(半日〜1日程度)
②既存の屋根撤去(2日〜)
③下地の張り替え(1日〜)
④防水シート設置(1日〜)
⑤新規の屋根材設置(2〜5日)
⑥板金(雨水や虫を防ぐ接合部)・雪止め設置(1〜3日)
⑦足場解体(1日〜)

※工程は一例です。

続いてリフォームの種類別に、工事期間の目安をご紹介します。

工事期間の目安
塗装工事 2日〜8日
重ね葺き工事 7日〜10日
葺き替え工事 8日〜10日

屋根の面積が少ない場合や、屋根の形状がシンプルな場合は工事期間が短くなります。反対に、大きい屋根や接合部が多く複雑な形状の屋根は工事期間が長くなる傾向があります。

屋根リフォームのおすすめ時期


屋根リフォームが必要となるタイミングは主に屋根材の種類によって異なります。
そこで、屋根材の種類別にリフォームのおすすめ時期をご紹介します。

粘土瓦 スレート ガルバリウム鋼板 アスファルトシングル
塗装工事 不要 7〜8年 10〜15年 10年(基本的に塗装不要)
重ね葺き工事 不可 10〜20年 10〜20年 20年
葺き替え工事 60〜80年 20〜30年 20〜30年 20〜30年

このように、新築から年数が経過するほど葺き替え工事のように大規模なリフォームが必要となります。ただし、塗装などのメンテナンスが十分であれば屋根の寿命も延び、大きなリフォームが必要となる時期は遅らせることができます。

屋根を選ぶ時のポイント


長く安心して住める家にするためにも、リフォームに使用する屋根材は賢く選びたいですね。そこで、屋根材選びのポイントについて3つの視点から解説します。

価格

まずは決まった予算内で屋根材を選びたいという方も多いと思います。
屋根材の中でもスレートやガルバリウム鋼板は工事費用が比較的安いため、価格を重視したい方におすすめです。

粘土瓦は工事費用が高くなりますが、塗装がいらないため維持費を低く抑えられるメリットも。そのため、将来的なコストを抑えたいという方には粘土瓦が向いています。

デザイン

屋根のデザイン性にこだわりたい方は、多様なデザインから選べる粘土瓦やアスファルトシングルがおすすめです。

粘土瓦といえば純和風なイメージがある方が多いと思いますが、立体感のある「S型瓦」やフラットな形状の「F型瓦」など洋風建築に適した瓦もあります。
色も赤、茶、緑など多様なので、家の外壁や好みに合わせて選びましょう。

アスファルトシングルも、着色した石粒を吹き付けることによって青、赤、グレーなど様々な色合いが出せます。
また、微妙に異なる色の石をランダムに配置することで、海外の住宅のような深みや風格を演出することも可能です。

耐久性

屋根材を選ぶ上で重視したいのが耐久性です。耐久性が低いほどメンテナンスの頻度も高くなるので、維持費を抑えるためにも長持ちする屋根材を選びたいですよね。

耐久性が最も優れているのは粘土瓦をはじめとする瓦屋根で、大きな災害などがなければ100年ほど丈夫な状態をキープできると言われています。

ただし、瓦は重量が大きく他の屋根材に比べて耐震性が劣るデメリットも。大規模な地震が起こるリスクを考慮するとちょっと心配…という方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、軽量で耐震性の高いガルバリウム鋼板やアスファルトシングルがおすすめです。耐用年数は20〜30年と短いですが、地震に強いので結果的に瓦より長持ちする可能性もあります。

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